クリスタル・クール

　八月が終ろうとしている
またひとつの季節を過ごした
レンズの向こうのスクリーンが
茜色に変わる　秋である
何時の間にか空が澄んで
星の輝きに気付く　北斗七星
この四尺より冷気舞い降りて
秋を彩り　果実を育て　散り行き　
冬の凍てつく氷の世界へと
導いてゆく冬将軍　そして　
北を制する北極星　光り輝く
　２０１２年　真夏の夜の夢
こんな夢の世界の中に過ごせば　夏バテなど存在しないであろう　現実はまとわりつく汗と熱気に
現実と夢の狭間を彷徨う　エッ・・蝉が鳴いている　隣のいえの室外機の軽い唸り　薄明るい外
鉄橋を渡る始発電車が流れて行く音　新聞配達員のバイクに続くサンダル履きの音　もう朝である

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by お名前（必須） (2013-05-28 18:49)