季節の花と青空と [時節]
家に戻った私は 散歩に向かった もう午後である
こんなに良い天気なのに 残念と思いながら
この五月晴れのフォトを撮想い 巡り合ったのがこのアングル
一眼レフでは難しいアングルも 携帯カメラの機能は凄い
鏡に映ったようなカメラ画像を観ながら シャッターを押し
尚且つ ピントが合って撮れるのであり
充分以上に愉しめるのは なかなかであると思う
今日という日が このワンショットで救われるかも
くらいに 満足しているラクチンフォトである
花の四月から五月の風へ [時節]
巡り合いと言うのは 人ともそうであるが 今は
自分の知らないことの全てに当てはまるような気がするのだが
実際は時間と資金と生活環境に左右されるのは当然であり
歩くことを主体にフォト散歩をしている
フォト散歩と言っても これを撮りに行くと決めていることは無く
行き当たりバッタリの巡り合いで 目の前に現れる現象が
新鮮なのであり それをどのように撮る時間が愉しく
時には30分待ちは当然であり それでも撮れない
そんな時間もあるが 何せ時間はいくらでもあり
その一瞬は 歩かないと出逢えないのであり
同じ場所でも 新しい出会いが愉しく思えるのである
このツツジは買い物途中で 振り返り撮ったものである
今日で四月も終わり 明日からは五月の風が吹く
開門の琴平神社境内に [時節]
こちらは茂木七郎右衛門家住宅正門 その裏側 そして
キッコーマン中央研究所の奥に在る 琴平神社の鳥居である
以前は 閉ざされた門の外から撮ったのだが 今回は
開かれた門を通り 参道からのフォト
今日 10日だけに開門され 参拝が出来る特別な日で
ワクワクする気分であるが 余りにも開放的で そして
他に誰も参拝者が居ないのが 怖いくらいである
亀甲萬・稲荷蔵前の桜 [時節]
さて 4月10日 桜満開を過ぎた頃の野田の街中央
野田市郷土博物館にほど近いキッコーマン株式会社 野田本社の
キッコーマン中央研究所の前にあるキッコーマン稲荷蔵
桜は満開である この後方にあるのが 亀甲萬 琴平神社
茂木七郎右衛門家住宅の敷地内に在り 普段は参拝出来ないが
毎月10日 地元の信仰者などに一般参拝され
毎月10日に開門され 今日がその10日である
春の光を呼ぶ白梅 [時節]
今年は梅の花も 早く終わってしまうのかと思ったら
立春を過ぎて 寒い日が多くなり 梅の花も
その勢いを取り戻したかのように 花に艶が甦る
春を迎える準備にとり掛かるには 絶好なのだが
今まで暖かかった分だけ 寒さが凍みる毎日であり
と思えば 暖かい日が割り込むなど 冬なのか春なのか
何を着たら良いのか 季節の狭間が続いている
この一週間は 曇りや雨の日が多く 晴れた日には 誘われるように
散歩に出掛けるこの頃であり 季節の変化が観られる
山茶花の咲く道に [時節]
随分と長い時間を掛けて 川越の気ままな散歩は終わった
すべてを巡ったわけでは無く また訪ねたい想いはある
東京に身近な あの独特な時空の中を歩く気分が落ち着いて来るのは
このように咲く 美しい花と出会った時に似ている
それは 人の心をくすぐっているかの様であり
癒されているのか 満足感なのか 出逢いなのかは解らない
フォトは山茶花であり 毎年山茶花を観ているのだが
毎年 山茶花かな(?) それとも椿(?)と 花の散り方を
確認するのだが まだ落花はしておらず 多分という
言葉を残して 時が過ぎるのである
気分だけ残るお正月 [時節]
さて 川越に戻るつもりであったが 未だお正月気分が
抜けきらない と言うか年末に豊洲市場で買い求めた
マグロとイクラ 年末から食べていても未だ残っている
昨年は 大間のマグロを買わずに後悔し 今年は
積極的に買い求めた もちろん私にはどれが美味しいかは
解るはずもなく 一緒に連れて行ってもらった人にお任せ
それを買うのだったら こちらの方がと勧めてくれたのが
この釧路乃膳 美味しくて来年もと思っている
もちろん マグロも満足な美味しさで
毎日が お寿司屋状態の雰囲気 旨さである
コロナ過の川越散歩 [時節]
何時であればこの菓子屋横丁 人情味あふれる横丁の情緒
威勢の良い呼び込みの声のする 素朴で懐かしく
温かみのある街角なのだが 訪れたのはコロナ過
時代が変わっても 人々に安らぎを与えてくれる街だが
コロナ感染の流行には勝てず 今も昔も伝染力が強い
疫病などには 静まり返る街並み
その姿は 変わることがなく 自然の脅威には
不安や心配が優先し 活力は停滞
このような状況を作るのである
和風のなかの季節感 [時節]
客殿 (徳川家光公誕生の間)より紅葉山庭園を望む
もっとも 家光公幼少の頃は この光景は観ておらず
家光公お手植えの枝垂れ桜も 後に植えられたものであり
風景の中で 歴史は断片的に結びついていて
それを愉しんでいる 或いは客観的に捉えているのが
我々であり 現在の喜多院の存在でもある
最近は生活の中で 四季は巡っているものの
和風とともにの 四季との出逢いは少なくなったと感じる
酷暑のなかの一品 [時節]
普段は鰻屋には食事として訪れるのだが
厚さを拭いに求めた飲酒のおつまみとして出て来たのが
この小さな鰻であり 満腹感の思いを覚悟しなくてすみ
また色々な食材を愉しめて 美味しさを味わえるのが
素敵であるのだが 真夏の食欲の落ちる季節に
おいしいものを少しづつ食するのも 乙な感じの時間である
園内に一茎の百合の花 [時節]
戸定邸内の庭の隅にひっそりと咲いていた百合の花
日本の百合は幕末に シーボルトが日本のユリの球根を持ち帰り
復活祭に用いられるイースター・リリーとして大流行し
球根は近代日本の絹に次ぐ主要輸出品として外貨を獲得したという
そのユリがここ戸定邸に咲いているのは 不思議な縁である
美人を形容する「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」の
言葉のように すらりと伸びて咲く大輪の花は
風に揺れやすく 「揺れる」が「ゆり」の語源の由来となる
説があるという このように白い花びらに赤い斑点入りの
大きな花が魅力的なヤマユリは もともとは日本原産の野生花
特に白いユリには ユリを代表する花言葉の他に「純潔」「威厳」
が付けられ 「純潔」は白い花に共通する花言葉であり
「威厳」は大輪を咲かせるこの白い百合を見れば明らかである
共に咲くブラシノキ [時節]
白いバイカウツギとともに咲いていたのは
フトモモ科ブラシノキ属の常緑小高木 ブラシノキ
別名 カリステモン(本来は属名のラテン名である)
この花はオーストラリア原産で 観賞用に栽培され
5~6月頃に開花し 花弁は緑で小さくて目立たないが
赤(ときに白)の長い花糸が目立つ このように
穂状花序(すいじょうかじょ)で
長い花軸に柄のない花が 穂状についている
ビンを洗うための ブラシそっくりの姿で
英語では ボトルブラッシュと呼ばれている
バイカウツギ [時節]
戸定邸の庭に咲いていたのはバイカウツギ(梅花空木)である
アジサイ科バイカウツギ属の植物の一種で 別名サツマウツギという
和名の由来はウメに似た花を咲かせることから
「梅花」の名がある 梅と縁のある水戸藩
そんなことから植えられたのか 花期は5~6月頃[
芳香があり このように美しい花が咲くことから
鑑賞用に植栽され花は 香水の材料として採用されるというが
花の匂いをかぐことにより 酩酊したような気分になる人もいる
梅に似ているというよりは やはり紫陽花の雰囲気である
玄関まえの河津さくら [時節]
戸定邸 母屋入口正面である
この時は河津さくらが満開時のフォトで
五月に訪れたこれ以降のフォトとは違うが さまざまな
四季の顔を見せ 出迎えてくれるのがここの特徴である
戸定邸は 明治時代の徳川家の住まいがほぼ完全に残る
唯一の建物で 約2年の建設期間を経て 1884年4月に
座敷開きが行われた その後 増築を経て現在は9棟が
廊下で結ばれ 部屋数は23に及び 旧大名家の
生活空間を伝える歴史的価値が 高く評価されているという
台風一過の菖蒲田 [時節]
台風による線状降水帯で 水嵩の増した菖蒲田では
このように花菖蒲は完全に水没したが 湿地性の
場所を好む花菖蒲は このような姿が似合わない
そんな筈はなく むしろ生き生きとした姿に見え
六月の梅雨の雨の中でも そして晴れ間の光のなかでも
その姿は美しいのだが 美しいものは
なかなか増えずらく 同じ場所で同種の植物などを
栽培していると 段々とその数が減少する現象
連作障害を引き起こす植物であるという
紫陽花 花菖蒲の主役 [時節]
六月に入り 満開へと向かう紫陽花より先に咲き
満開へと肩を並べているのが花菖蒲の花たちである
梅雨に似合う花たちの饗宴が始まるが 梅雨入りの
前に満開となり 台風による大雨で 菖蒲田は増水し
花菖蒲は水田状態のなかにあるが 本来は土を盛り上げた
所に植わり その中に水を入れ その量により咲く時期を
調節しているというが 今回は完全に水没していて
花菖蒲にどのような影響を与えているのか 心配である
線状降水帯 パートⅠ [時節]
関東甲信越地方は昨日梅雨入りをした
少し遅い発表ではと思わせるくらい ことしの梅雨入り前は
雨の多い日が続いた それも台風がらみで
線状降水帯を連れながら沖縄・九州・四国・近畿・東海
そして関東の太平洋沿岸を進んみ 大きな被害も出た
線状降水帯とは 昔は聞かない言葉であったが
日本では集中豪雨発生時に 線状の降水域がしばしば
みられることが 1990年代から指摘され 備考として
「線状降水帯の多くは暖候期に発生し 大きな災害の要因となる
集中豪雨を引き起こすことがある」とも説明されている
紫陽花と花菖蒲 [時節]
紫陽花と花菖蒲とのコラボレーションが似合う
そんな季節になって来たのは 未だ梅雨入りする前の
五月を思わせる そんな空の中である
梅雨入り前 今日がその最後の日になると思われる
空模様のなかに咲く紫陽花と花菖蒲
美しく輝くときが もう直ぐそこまで来ている
梅雨が来る前にコラボ [時節]
こちらは水元公園の紫陽花である
先週までは見られなかった花であるが 昨日の晴天で
鮮やかな赤紫の花をつけている 梅雨の最中の
イメージの花であるが 梅雨入りになる前の
最高気温30℃以上の真夏日に近い 夏日の陽射しに
輝いているように見えるのが不思議だが
散歩する人たちは菖蒲田の花菖蒲 その土手に咲くカラフルな
紫陽花とのコラボレーションを愉しむ
雨の似合う花菖蒲と紫陽花が似合う季節に入る
梅雨入りの予感のなかで [時節]
梅雨入りを歓迎すると思われるのは 紫陽花も同じである
自宅に咲く紫陽花も このように大きく花開き
その大きな大輪も 台風の強風を柔軟に伸びた枝のしなりにより
花を落とすことなく乗り切ったは この季節を乗り切る
術を兼ね備えて来たものであるが 雨の季節は
これからが本番である 今週は梅雨入りの予感である
梅雨入り前の台風 [時節]
六月は大型の台風と共に入いることになったが
土曜日の深夜には 国土交通省からの
二つの川の洪水氾濫情報と 二度のアラームが鳴った
洪水ではアラームは初めてのことなので驚き 緊張が走る
ただアラームの情報だけで その映像やニュースは
見当たらず 実態は確認できないもどかしさがあった
多分台風の風に揺れた いじらしい花菖蒲である
梅雨入り前の台風一過 [時節]
2023年 暦は六月に入った
今年は花の咲く時期が 例年より早く過ぎて行った春だが
梅雨入りも早く 5月29日 九州北部~東海地方が
「梅雨入りしたとみられる」と 気象庁から発表された
未だ5月の暦であったが 5月の梅雨入りは10年振り
近畿・東海地方では平年より8日早い梅雨入りだという
台風は通過したが 関東の梅雨入りは未だだが
水元公園の花菖蒲たちも 一輪 二輪と咲き出し
東海梅雨入りの前日の菖蒲田は ご覧の通りである
地上の星 タケノコ [時節]
今年は草花の咲き出すのが早いが
このタケノコの成長も早く もう出てきていた
タケノコはイネ科タケ亜科タケ類で 春になると
その地下茎から出る若芽の部分である
そういえば 今年はもう二度ほどタケノコご飯を
食しているが 私が創れる訳がなく 頂き物である
このタケノコには ことわざや比喩表現があり 「タケノコ生活」とは
毎日 タケノコご飯を食べている生活ではない
タケノコの皮を 1枚ずつ剥ぐように 身の回りの衣類
または家財などを少しずつ売って食いつないでいく生活だが
そのような人が集まるのが タケノコ族ではない
例年通りの鯉のぼり [時節]
新緑の公園を泳ぐ鯉のぼりは 清々しい姿である
日本の伝統文化は 季節の移行のなかに 人の成長を映し
自然とともに成長してゆくように描かれる
これも規則正しく変化する自然の成り行きなのだが
最近はその姿に 小さな変化が見られ 人のリズムにも
影響を与えていると思える まして毎年の四季折々の
フォトも掲載しているこのブログにも その影響はあるが
コロナ感染ほどの影響はないのかとも思っている
五月の鯉のぼりは 例年通り風に舞っている
皐月の空に鯉のぼり [時節]
5月5日 こどもの日である
公園の連休は何時もの休日とは違い 思い思いの
スタイルで 縛られた時間から解放されたように
愉しんでいる そんな中 元気よく見えるのは
皐月の空を 風と共に泳ぐ鯉のぼりである
最近は町中を泳ぐ鯉のぼりが大分少なくなったと思えるが
温暖化により 花が何時もより早く咲くなか
暦に合わせ 空高く元気に泳ぐ鯉のぼりである
皐月の空より早く [時節]
四月の終わりが見え始める前に 咲き出したのはこの花
カキツバタである 季節の花の巡りは同じであるが
早咲きは 今年の時節通りである
「いづれあやめかかきつばた」という慣用句が
毎年 この花とともに咲き出すのが 日本の文化で
それだけ季節の変化が 身近に感じられる環境で
四季の変化を 花の容姿や色どりで感じて来た
水辺に咲くカキツバタ イメージは皐月の空と
爽やかな光と重なり この花とともに初夏は進んで行く
2023年春を終える [時節]
このところの寒暖差の大きい日々に 体調を崩す
そのような人が増えているという
私は 体調さえ崩していないものの
暖かいというより 暑さを感じる日は
まだ暑さに不慣れで 室内にいることが多くなり
居眠りをする回数も増えてきたような気がする
世間では4月バテなどという声も聞こえてくる
雨や風の強い日も多く そんな日は散歩もせずに
まる一日 退屈な時間を過ごす そんな状況が増えた
五月の爽やかな 安定した気候を望むものである
躑躅の花が廻りだす [時節]
早く咲いた桜を感じる四月も もう過ぎようとしている
巷には 五月を感じさせる花たちが咲き出していて
花たちの咲く前倒しは 以前と変わらないところであるが
このところ気候は 寒暖の差が激しく
体調管理は大変であるが 色彩の初夏は進んで行く
皐月の向こうの 今年の梅雨は早く来るのであろうか
季節の移ろいを愉しんでいるこの頃である